バクテー(肉骨茶)


バクテー、マレーシアに来るまで見たことも聞いたこともなかった料理。
ペナン到着の翌日に会社の歓迎会で食べさせていただいたのが初めて。
その時の説明では、肉体労働者のエネルギー補給メニューだと聞きました。
豚の肉や臓物を中華ハーブやスパイス(漢方みたい)とコトコト炊いた鍋料理。
白ごはんと一緒に食べます。



バクテー屋はペナンあちこちにあります。
ガーニードライブ沿いにはクリアスープで有名な朝のソングリバーのバクテーや、
カーネーションバクテー他、何軒もあります。



個人的にはクリアスープよりも茶色いスープ派。
食べに行きたいけれど、チビ三郎連れの屋台飯が厳しくなってきている我が家、
それでもバクテー大好きなので、バクテーを持ち帰りして家で食べたり、
家で作って食べたりしてます。



この日はお友達がバクテーの作り方知りたい!というリクエストがあったので、
一緒に作って一緒にバクテー夕飯。



これが正統派なのかは分からないけれど、うちで作るときのバクテーの作り方を公開。



まずはお肉。
マーケットで買ってきたり、TESCOの豚肉売り場で買ってきたり。
この日はTESCOのスペアリブとミートボール。


バクテーの素はA1のを使うことが多いです。

それと乾燥ゆばとにんにくも準備。



まずはスペアリブの下茹で。
汚れや小さな骨のかけらを取るのが目的なので、熱湯で1−2分ゆでるだけ。



その後で、ひたひたの熱湯と薄切りにした生姜と一緒に圧力鍋へ。
(水から入れるより熱湯から入れた方がスープがきれいに取れるような気がして
私ははじめから熱湯を入れています。これは私の個人的な感覚です。)



蓋はせずに沸騰を待ち、灰汁を取ります。
この灰汁とりをしておくことで、クリアで雑味が少ないスープが取れるし、
鍋の後始末が楽になります。


灰汁をあらかた取ったら、蓋をして高圧で7−8分。
うちの圧力鍋はアサヒ軽金属の活力鍋。
お持ちの圧力鍋で圧力をかける時間は変わってくると思います。

お肉が柔らかくなったけれど、骨からは外れないかたさがベスト。



このスープにバクテーの素を入れて煮出します。
バクテーの素にはたくさんの中華ハーブやスパイスが入っています。
当帰、玉竹、桂皮、白胡椒、甘草、丁香、陳皮、八角などなど。。。
メーカーによって多少差こそあれ、いろんな種類が入っていて、複雑な香りになります。
ここで土鍋登場。




バクテーってスープが命。お肉よりスープの売れ行きがいいんです。
スープはたっぷり欲しい。
お店だったら、スープはお変わりし放題ですが、家で食べる難点はスープの制限があること。
家で作るときは、できるだけたくさんスープが欲しいので、
うちでは圧力鍋で作ったスープを土鍋と圧力鍋と半分づつにして、
バクテーの素1パックを土鍋に1パックを圧力鍋に入れて、2つの鍋でスープを作りす。


圧力をかけて柔らかくなったスペアリブと、ミートボール、きのこ、
半分に切ったにんにく2〜3粒を投入。



バクテーの素のパックの裏の指示を参考に、
ダークソイソース(どろっとしていて真っ黒な甘いしょうゆ)、しょうゆ、
オイスターソースと塩を入れます。
MSGも入れろと書いてありますが、もちろん入れません。(MSGとは化学調味料のことです)



家で食べれば好きな具材を入れられるのがいいところ。
いちおしは大根! 味がしゅんで最高です。
きのこ類、たけのこの水煮、厚揚げ、ゆばなど。
この日は結びしらたきも入れてみました。これもなかなかいけます。






最後にレタスを。




にんにくのみじん切り、チリのみじん切り、ダークソイソース、
油条(ヨウティヤオ)を準備すれば完璧。
ちなみに油条(ヨウティヤオ)はマーケットやお粥屋さんで買えます。
この日はパラゴンのフードコートの中のお粥屋さんで買ってきました。
子どもはこれが大好き。スープにひたして食べるとおいしいんです。



お友達のお父さんも会社帰りによってもらって、2家族で一緒にバクテー夕飯。
美味しく楽しい夕飯になりました。



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