寝釈迦&ビルマ寺院


私もほとんどしていないペナン観光、妹が来たのを機会に行ってきました。
限られた時間でいろいろ回りたかったので、今回はウェンディツアーさん主催の
観光ツアーに参加してきました。
最少催行人数は2名。平日に申し込んだら、参加者は私達だけ。
バン貸切でゆっくりまわってこれました。
日本語ガイドもついて色々教えてくれるので、自分達だけで回るより、より深い観光ができました。


忘れないうちに(もうすでに忘れかけてるけれど・・・)ブログにメモしておきます。


朝9時出発。あいにくの雨・・・。
まずは寝釈迦へ。

こちらの寺院はとってもきらびやかです。

中は土足禁止、靴を脱いで中へ。
どどぉ〜ん、と寝そべっておられまするはお釈迦様。
眠っているのではなく、亡くなった時の姿だそうです。寝ているような安らかなお顔。

全長33.5M。セメント製だそうです。


そのご本尊の前にはミイラのお坊様。(実は複製だそうです)
自分の悪いところを金箔で貼ると良くなるということで、目以外は金箔に包まれています。


寝釈迦様の裏側には干支毎に仏像があります。

干支は12ですが、偶数は嫌うそうで、干支の管理人がいて全部で13人の仏像があります。
写真手前が管理人さん。


また、この干支毎の仏像と寝釈迦仏像の真裏、真下は納骨堂になっています。
こちらでは火葬の風習はほとんどないけれど、事故で体がバラバラになってしまったり、
お墓の土地を買えない人達が火葬され骨壷と共にここに納められるそうです。
亡くなった方の写真、名前と一緒に、配偶者の名前、その子供たちの名前などが書かれています。
同じ苗字が多いためだとか。

本尊向かって右側に、また寝そべっているお釈迦様。

これ、実は火曜日の仏像。



月曜日〜日曜日までそれぞれ仏像があります。曜日毎の仏像は日本ではお目にかかれません。
ここ、マレーの人達は何曜日に生まれたかも大事だそうです。
で、火曜日の仏様はどうして寝ているのか?
月曜日は働いて、火曜日は疲れて一休みなんだとか。


そしてこれは金曜日。

一週間終わってほっとしている様子なんだそうです。


なんだか微笑ましい。



さて、外に出ると、四面仏の建物がありました。
四面仏、初めてみました。日本にもあるのでしょうか?
頼みごとをしたい内容によって、お願いする仏様のお顔の向きが違います。
平和、学業、人間関係、商売繁盛、(多分この4つだったはず・・・)


この寝釈迦仏寺院はタイ式の寺院。
タイからの寄付を得て、当初野ざらしだった寝釈迦様のお堂が作られたそうです。
といっても、信仰者の多くはチャイニーズ。タイ式&中国風な寺院になっています。


ペナンは世界遺産になっていますが、マレーシアはイスラム国家。
仏教寺院には国からの援助は一切なく、今は、地元の信仰者によって支えられているそうです。



さて、この寝釈迦仏寺院の目の前はビルマ寺院。1970年代に出来たお寺です。

入り口には大きな菩提樹があります。
さて、中に入ると(ここも土足禁止)、ここにも大きな大仏様。
日本の大仏様は座っているお姿が一般的ですが、このビルマ寺院の大仏は立像です。

とても大きいです。(何Mかは聞いたんですが、忘れてしまいましたっ)
頭は大理石で出来ているとのこと。
そして壁全面に小さな大仏様。
堂内の装飾も華やかです。木製の緻密な彫り物が扉を囲むように施され、その美しさに息をのみます。


この大きな大仏様の後ろには各国の大仏様の代表。ちなみに日本は奈良の大仏様が坐像ではなく、
立像でいらっしゃいました。


このお堂を出ると、日本の寺院では考えられないようなファニーな世界が広がっていました。
世界を守るという麒麟のような龍のような仮想動物。


その隣にはユーモラスな鐘を担いだ二人の像


鯉の泳ぐ池に立てられているのは天女のような女性。その左下には笑顔の子供。
子宝に恵まれたい女性は、女の子が欲しい場合はこの子供のお腹を、
男の子が欲しい場合はおしりを触るんだそうです。


そして奥に進むと、プールのような池の上に3体の像が祀られていました。
ある昔の三兄弟がモデルだそうで、長男は頭がよかったそうで、学業の神様なんだそうです。

頭をかしげて思案にふけっているかのようです。
そして、勉学に勤しむ学生達は学業成就を祈願してろうそくを立てていました。

なんと、いついつ何時から何時に英語のテスト、その後何時から何時まで数学のテストと、
テストスケジュールのメモがろうそくに輪ゴムでくくりつけられているではありませんか!
涙ぐましい努力とテストにかける意気込みが伝わってきます・・・。




一番奥のお堂には静かに三体の仏様




日本の仏教寺院とは全く違う趣の寺院、とても面白かったです。
この続きは後日。