カピタンクリンモスク&マハ・マリアン寺院

ツアーの続きです。
ビルマ寺院を出た後は、ジョージタウンへ向かいます。
そこで、初トライショー。トライショーは人力車のこと。

この人力車、昔、日本がペナンを占領した際に持ち込んだもの。
そのため、今でも自転車の後ろにつけられた登録証には「JINRIKISYA」の文字があります。

人力車が持ち込まれた当初は、自転車の漕ぎ手が前だったそうですが、
後にイギリス人が景色が見やすいように、またお尻を乗客に見せながら走るのは失礼だということで、
漕ぎ手が後ろに変わったそうです。


トライショー、交通量の多い道路も車と対等に堂々と通行。
私が車を運転してるときは一番やっかいに感じる乗り物ですが、
トライショーに乗る側だと、景色もいいし、楽ちんだし、楽しい乗り物です。


トライショーが着いた先はカピタン・クリン・モスク。

インドから来たイスラム教徒の商人カウダー・モフディンが建てたイスラム教寺院。
確か、ガイドさんの説明では、カピタンというのは植民地政府から与えられた称号で、
その地域の「頭領」といった意味合いのもの。
カピタン・クリンは「クリン頭領」の意味。
このカウダー・モフディンさん、地元の方からはそう呼ばれていたそうで、
このモスクの名前の頭には「カピタン・クリン」がついています。


イスラム教徒は一日5回のお祈りの時間があります。
お祈りは七つの顔にある穴(目、鼻、耳、口)を綺麗にしてから行うそうです。
その為に張られた水が入り口にあります。


お祈りの時間のコーランはこの建物内のスピーカーから四方に向かって大音量で流れます。


モスクでお祈りをする人もいますが、マレーシアには様々な所にお祈りする部屋があります。
職場はもちろんですが、病院、空港などの公共施設、高速道路のサービスエリアなどなど。
ただし、女性はモスク内には入れません。イスラム教では女性の地位は高くなさそうです。
私達も外から見るだけでした。

中には何もありません。

偶像崇拝を禁止するイスラム教は祈りを捧げる像はなく、ただ、聖地メッカの方角だけが
分かるようになっています。
マレーシアには、建築物にはメッカの方角が分かるようにしなければならないという法律があり、
ホテルにも天井かクローゼットの中、あるいは引き出しの中にメッカを指し示す緑の矢印があります。


モスクを外からのぞいた後は、ヒンズー教寺院、マハ・マリアン寺院へ。
クィーンどおりにある小さなヒンズー教寺院ですが、入り口の塔にはヒンズー教神話の神々や動物の彫像が
見ている人の想像をかきたてます。


この後、お昼にシティテルの飲茶を食べました。
ガイドさんと運転手さんも別テーブルで食べてましたが、ガイドさんがビール飲んでいたのにびっくり。
日本じゃ、仕事中にビールなんて考えられないものねぇ。さすが、マレーシア。