さくらもち

今日はお友達がストックしていた塩漬けの桜の葉で、桜餅をつくることに。
「和菓子なんて作ったことがなかったのに、まさかペナンで作るなんてね。」
とおしゃべりしながら、あっという間にできました。
お抹茶と一緒に一服。

桜餅なのに、ピンクじゃないって?
はい。食紅が手元になかったので、着色なしです。




桜の葉の塩気と独特の香り、日本の桜を思い出します。
日本は今が桜の盛り。
お友達のブログで桜の写真を見たりして、改めて桜の美しさに心惹かれる今日この頃。


さくら。
凍えながらした夜桜の花見だとか、大学生の時、花粉症が苦しい中見に行った
大阪城の満開の桜とか、大阪の京橋で船から見た桜、奈良の氷室神社のしだれ桜。
確か、夫との初のデートも花見だったような。。。。
いろんな思い出がある桜。


いよいよ春になるんだなと思わせてくれる咲き始めも好きですが、
満開の桜に優しい風があたって、はらはらと落ちる桜もはかなげで美しい。


梶井基次郎「桜の木の下には屍体が埋まってゐる!」と書いたけれど、
その妖艶な美しさを、その言葉ですっと受け入れられる。
これって、日本独特の美的感覚ではないかなぁと思う。


昔、会社の大先輩が、残りの人生であと何回さくらを見れるか考えたら、
今見逃すなんてできないと、日本全国の桜を見て回っていらっしゃたことも思いだし、
桜を見に日本に帰りたくなった私です。