4の倍数


最近のチビ太郎、相変わらず幼稚園の迎えのバンにすんなり乗り込まない。
アンクルが来ても、生垣で遊んでたり、いすに座って動かなかったり、
なんやかやと理由をつけて、バンに乗ろうとしないのです。
幼稚園に行ったら行ったで、それなりに楽しんでいるようなんだけど。


チビ太郎の通う幼稚園、Tree Topsには週1回、日本人の先生による日本語の時間があります。
絵本、歌やダンス、工作など、日本の季節に合わせたプログラムを行ってくれます。
チビ太郎は日本語クラスが大好き。
教えてもらった歌を家に帰って歌ったり、絵本の内容を話しています。
チビ太郎は絵本が大好き。
それはいいことだけれど、先生が絵本を読み終わる段にさしかかると、本棚から
次に読んでもらう本を持って待機しているんだどか。
先生からの連絡帳によると、予定している次の歌やダンスに入れず、
どうやってチビ太郎の気持ちを切り替えさせるか苦労されているとのこと。
先生すみません…。


6月の工作はかたつむり。
細長い紙を鉛筆でくるくる巻いて、その紙の先端に目になる丸いシールを貼るという簡単な工作。
チビ太郎はこの工作が楽しかったようで、クラス終了後、先生がおうちでも作れるようにと、
余った材料を分けてくださったときのこと。
分けてもらったシールをじっと見ていたチビ太郎が、先生に
「ひとつのかたつむりに使うシールは4つだから(片目に2つ使用、両目で4つ)
家族4人分作ろうとするとシールが2つ足りない」
と先生にシールを4つずつ区切りながら説明して、あと2つくれるようにねだったんだとか。
これって倍数の概念じゃない?私も幼稚園でも教えてないのに、
へぇ、そんなことも理解できるようになったんだと感心しちゃいました。


それにしても、またまた家族分に何か持ち帰ろうとしてるのね。。。
この間もお友達の家で出されたグミを6つ握り締めてやってきて、私に持って帰ってと。
「これは父ちゃんでしょ、これは母ちゃんでしょ、子供は2つずつ」
(子供は2つずつなんだ。と笑ってしまった)
ちょっと恥ずかしいけれど、チビ太郎の気持ちは嬉しい。
さすがに「グミは食べたかったら、ここで食べようね」と4つはもとのお皿に戻しておきました。


4歳にもなると、外見上の目に見える発達はゆっくりで気づかないことが多いけれど、
脳や心は日々いろんなことを吸収して、刻み込んでいるのね。