ウィークエンドマーケット&ムエタイ


朝ごはんはホテルのボーイさんに聞いた近くのホーカーへ。
(タイでもホーカーって言うのかしら?)
路地裏にいろんな屋台が軒を並べています。

ひとつひとつの店構えはペナンとほぼ同じ。
正面のガラスの棚に麺や野菜が並び、下半分の裏側には大きな鍋。


この屋台では子供用にお粥を。


夫は別の屋台でクィティアオスープを。


タイ料理版の経済飯もありました。

ペナンと違ってセルフサービスではありません。
お店のお兄ちゃんに指差しでこれ、これとお願いして、できあがり。


屋台味、とっても美味しかった!


お腹も満たされ、さぁ、ウィークエンドマーケットへ!と思ったら、
ツアーガイドだという太ったおじさんが英語で話しかけてきて、
ウィークエンドマーケットは今日は仏教関係の祭日で昼からだのこと。
2時くらいからウィークエンドマーケットはバーゲンを始めるから、
まずはトゥクトゥクで港まで行き、そこから船で水上マーケットに行ってみてはどうだ?と。
トゥクトゥクは片道40バーツ、船は大人一人1500バーツだという。
その話を信じてトゥクトゥクに乗るも、ふと朝ホテルのボーイさんと話したことを思い出しました。


ボーイ「今日はどこにお出かけですか?」
私  「ウィークエンドマーケットへ。」
ボーイ「タクシーを呼びましょうか?」
私  「BTSで行くつもりだから大丈夫。」
ボーイ「だったら、こちらの出口から出たほうが駅に近いですよ。」


もし、仏教関係のお休みで昼からしかウィークエンドマーケットが開かないなら
ボーイさんその時に言ってくれるはず。これはだまされてる。
船に乗ったらどこに連れて行かれるか分からないし、法外に高いお金を請求されても逃げられない。
怖くなって、トゥクトゥク運転手に引き返すようにお願いしました。
相手は片言の英語とタイ語で話すので何を言っているのか分からなかったけれど、
ジェスチャーから察するにそんなことしたら捕まる、他の安く乗れる船着場まで

つれていってやるという感じのことを言ってた様子。
でも、無理矢理戻ってもらいました。
しきりにさっき話しかけてきたツアーガイドに連絡をとっているようだったけれど、
私達にとっては運よく繋がらなかったみたいで、(もしあの人が待ち構えていたら怖すぎる)
とりあえず元の場所まで送ってもらい、トゥクトゥク代のお金を払ってホテルへ引き返しました。


ホテルのツアーデスクに聞くと、「そんな話は信じちゃいけない。」と。
やっぱり騙されてた。寸でのところで戻ってきたというところだったのね。
タイ、こわし。


気を取り直し、さっきのツアーガイドのおじさんと会わないように道を変えて、
当初の予定通りBTSでウィークエンドマーケットへ。

照りつける強烈な日差し、それをさえぎるマーケットの屋根はたよりなく、
むしろ熱をこもらせていて、中はかなりの暑さ。
それでもここは楽しみにしていた場所なので子供達にもがんばってもらいました。
雑貨から、衣料品、アンティークやペットなど様々なものが売られています。
中に入ったら暑さでぼっーっとしてくるし、道も狭く入り組んでいて迷子になりそう。
私は雑貨や焼き物を中心に見て回りました。
一方子供達はペット売り場の鳥や犬に釘付け。


暑くて暑くてたまらないので、ナム・ソムで水分補給。
砂糖は入っていないのにとっても甘い。


最後にはこれも。

いったい何売ってるんだろうと思ったら、これ、ジュースの棒アイス。
一つ5バーツと激安。
暑さのため、買った瞬間から溶けてしまうので食べるのが先か溶けて落ちるのが先かと時間との勝負。


2時間ほどマーケットで買い物した後は地下鉄に乗ってSam Yanへ。
地下鉄の涼しさに生き返りました!

地下鉄に乗ったときもBTSに乗ったときもいつも子供に席を譲ってくれるタイの方に本当に感謝。
もう少し大きくなったら、今度はチビ太郎が誰かに席を譲れるような子になってほしいな。


さて、Sam Yan駅から少し歩いて、トンカツを食べに「かつ真」へ。

日本にいるかのような錯覚に陥る店内。

そこでおろしカツ定食とメンチカツ定食を頂きました。


日本のお店で食べるトンカツと同じく、からりとジューシーにあがっていて、
キャベツの千切りと一緒に食べれば、ここがバンコクだというのを忘れてしまいそう。
ご飯、キャベツお代わり自由なのも日本的。さすがにお腹一杯でおかわりはしなかったけれど。


満腹になった後はジムトンプソン・アウトレットへ。

主に生地が中心。
服地とカバン用の生地とポーチ類を購入。
それからジムトンプソン本店へ。

2階建ての店内は観光客がたくさん訪れて買い物をしていました。
ここでは子供達用のTシャツ2枚を購入。


そこから歩いてタニヤプラザへ。ゴルフショップが何店舗も入っていました。
夫曰く、そんなに安くはなさそうとのこと。
タイセラドンのお皿と箸置きをこの中に入っていた雑貨店で購入。


ここで一旦ホテルに戻り、休憩。



一息ついてから7時頃ムエタイを見にラーチャダムヌン・スタジアムへ。

タクシーを降りるなり、大勢の人が私達に集まってきて、
チケットは持っているのか、リングサイド席を準備しようかと声をかけてきて、
怖いくらい。
タクシー運転手もしきりにチケットは持っているのか、予約しただけなのか、
どこで買ったのかなど、話しかけてきて、
「インターネットで購入済みで、すでにチケットもここに持っている」
という言葉を聞くまでその話題ばかり。


インターネットで事前に買っておいてよかったと本当に思いました。
チケットを入口で見せて、中へ。
すでに試合は始まっていました。

はじめのうちは子供(中学生くらい?)の試合が多く、時間が遅くなるに連れて
重量の重い選手がリングに立つという流れのようでした。


夫のたっての希望で見に行くことになったムエタイ
私はあまり乗り気じゃなかったけれど、間近で観戦すると、選手の汗やキックやパンチが肌を打つ音に、
リングの緊張感が伝わってきて、思わず見入ってしまいました。

3分間の5ラウンド制。
試合開始前はダンスが行われ、その後試合となりますが、ラウンド中はムエタイ独特の音楽が
雰囲気を盛り上げます。
ピー・チュアーという管楽器、クロン・ケークという太鼓、チンというシンバルのような打楽器が
試合中のBGMを奏でます。
夫が、「ねぇ、見てみて、この音楽って生演奏なんだよ。あそこで演奏してる。」というので、
見ていたら、その瞬間にKOで試合終了。
KO見逃したやんっ!


試合は時間を追うごとに盛り上がり、2階席の観客たちは賭けをしているようで
リングの上での出来事に忙しく反応していました。
これもまた異様な雰囲気。


途中まで爆睡だったチビ次郎は起きるなり、熱心にリングを見つめてました。


最後まで見ていたら11時にはなりそうだったので、途中で引き上げてきましたが、
日本人選手の試合を見れなかったのは心残りだったな。
あれ、いつの間にか、誰よりもムエタイ見たい人になってました。


その後、夕食は有名なソンブーンへ。
「ソンブーンなら知っている!」とタクシー運転手の話を鵜呑みにし、乗ったのが大間違い。
「ソンブーン・ディー」に連れて行かれたので、「ここじゃない、テスコの近くの」といったら、
「分かった」と連れて行かれたのはこれまた「ソンブーン・ディー」の支店。
これって、まさしく地球の歩き方の「ソンブーン」に行くときの注意に書いてあった通りやん!!!
『悪名高き「ソンブーン・ディー」』とまで書かれてた!
もういいからと駅で降ろしてもらい、トゥクトゥクを捕まえて「ソンブーン」へ。
値段交渉して乗るも、おつりがないとかで結局トゥクトゥク代は高くついたけれど、
やっとたどり着いた「ソンブーン」


有名なプー・バッポン・カリーの殻なし

炭火焼のえび

トムヤムスープ

シーバスの炭火焼


疲れ果てていたせいか、
プーバッポンカレーを初めて食べた感動をここで再び味わえると期待しすぎていたせいなのか、
どれも美味しい!!!とまではいかず、なんだか後味の悪い一日となってしまいました。