War Musium
水族館に続いての社会科見学は、水族館からすぐのところにある戦争ミュージアム。
ミュージアムといっても一つの建物ではなく、かつてイギリス軍が作った要塞を公開しているもの。
1930年代に20エーカーの敷地内に建設された、地下トンネル、換気口、武器庫、大砲台、宿舎、
調理室、会議室などそこで戦う為に必要な施設がそのまま残っています。
第二次世界大戦中の1941年12月、ペナンは日本軍の手に渡り、
この基地も終戦の1945年まで日本軍の基地となりました。
人が一人やっと通れるくらいの息が詰まりそうな地下壕内の通路。
この奥にははしごがかかっていて地上に出れるようになっていました。
上記の以外にも、日本軍の手に渡った後、拷問室や処刑室として使われた部屋や、
日本軍によって殺戮された人の写真の展示などがありました。
カメラを向けるような気持ちになれず、写真はありません。
本当に恐ろしく、日本人として、人間として心が苦しくなりました。
チビ太郎、次郎はまだよく分からない様子でしたが、ただならぬ雰囲気に早く帰りたいと
連呼していました。
どうしても避けて通れない歴史、子供達もいつか自分なりに考える日が来るんだと思います。
約70年前の戦乱の跡地から、完成間近の第二ペナンブリッジが見えました。
平和な時代が続きますようにと願わずにはいられません。
War Musium
No.Lot 1350,Mukim 12,Daerah Barat Daya,Batu Maung,11960 Penang
04-626 5142
9:00am-6:00pm / 7:00pm-11:00pm